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Camino de Kumano 2

Camino de Kumano

2日目。

オーストリア人友人たちにとっては日本滞在1週間目。ということでお洗濯の日。ゆっくり起きて、朝ごはんにシフォンケーキ―と緑茶を宿でとり、お散歩に出ました。紀伊田辺駅隣にある観光案内所でクレデンシャルをもらいに行きました。

クレデンシャル


これが、スペインのものとは全然異なります

スペイン 2ユーロ程度、教会で買います。 巡礼者用、宿に泊まるための証明書となる
日本 無料、観光所でもらいます。 スタンプラリーの様な仕様

今回の熊野古道のクレデンシャルの役目は、熊野古道の道を歩いたかという証明書になりますので、1日に多いときで6か所のポイントを通ることになります。クレデンシャルサイズが大きいので、どのポケットにもうまく入らない、汗や雨で汚れてしまわないように保存しなければいけない、ただ10Kgあるバックパックをいちいち下ろしたくない。どこにしまえばいいんだ!!!!

巡礼者としては、ちょっとやりにくいなと感じました。

スペインでは巡礼者用の宿でスタンプを押してもらうので、荷を下ろしてからスタンプを押してもらうのでクレデンシャルのことは1日中忘れていても大丈夫でした。

紀伊田辺にはちいさなビーチがあります。5月の中旬、少し肌寒く感じだけれでも、巡礼開始前のお清めのために、夕方にみんなでビーチへ行き泳ぎました。

明日の巡礼にそなえて、スーパーへランチとスナックを買いに行きました。

日本のお惣菜コーナー楽しいよね~紀伊田辺にある小さな町のスーパー。充実の品揃え、大満足でした。この頃もう気づいているのですが、ヨーロッパの友人けっこうなんでも食べれるじゃん…。嬉しいな。

ヨモギ団子を買い、わたしがどれだけ餅が好きか力説します。この宿には3部屋あるのですが、ハイシーズンにもかかわらず、利用するのはわたしたちだけなのでのびのび過ごせました。

夜は日本食レストランで、腹ごしらえ、

2日目も早めの就寝。明日は6時半のバスに乗りために早起きをします。

滝尻~中辺路町

紀伊田辺から熊野古道のスタート地点、滝尻まではバスで40分ほど移動しました。言っておきます。スタートからかなりきつかったです!登りがまだ続くの?が数時間続きます。

熊野古道の入口にはお産を軽くするといわれている大きな石がありました。

くぐってみようと思い入ってみましたが、ここでもバックパックを下ろすのが面倒でくぐるのを断念。赤ちゃんはお母さんの産道で諦めないだろうに…。将来もし出産をするならこと時のことを思い出しそう。

熊野古道のいたるところに、歴史の説明や伝説の説明が書いた、看板が立っている。

 

三体月伝説(さんたいつきでんせつ)
今は昔、熊野三山を巡って野中近露の里に姿を見せた一人の修行者が、里山に「わしは11月23日の月の出た時、高尾山の頂きで神変不可思議の法力を得た。村の衆も毎年その日時に高尾山に登って月の出を拝むがよい。月は三体現れる」
半信半疑で村の庄家を中心に若者たちが、陰暦の11月23日の夜、高尾山に登って月を待った。やがて、時刻は到来、東伊勢の方から一体の月が顔をのぞかせ、あっという間にその左右に二体の月が出た。三体月の伝説は、上多和、悪四郎山、槇山にもある。 田辺市

この文章を読んでまず、思い出されるのが村上春樹の1Q84

村上春樹の物語の中では月の数によって、どちらの世界にいるか区別をします、、、。

まだ読んでないって?超絶おすすめです。

カチャの友達フローは日本旅行に来るにあたり、日本人著者の小説をいくつか読んでくれていました。もちろんこの1Q84年も読んでいて、2人で盛り上がりました。

深い森を抜け、今日の宿の近くに到着。GoogleMapでみると…このお寺を突っ切って急こう配の坂を下るしかなさそうです。どう見ても私有地。GoogleMapあるある。

大丈夫!と判断したわたしたちは、私有地であろう場所を抜けます。やはり、、、人の家にでたので、挨拶しました。

この時、気づきました。和歌山の人たちのアクセントが柔らかいこと。

おじさんに宿を訪ねると『ここを左に向かうと、すぐにわかるよ~』

地元のおじさんありがとうございました。

本日のお宿。あまりにもよかったのでリンク載せておきます!!!

熊野古道GUEST HOUSE MORINONAKA

とても感じのいいご夫婦が管理されているお宿で、今日も畳のお部屋でみんなでお布団でお休みです。ひとりづづシャワーを浴び、夜ごはんまでゴロゴロ過ごしました。

夜ごはん

食前酒に梅酒

大根やつみれ、がんもどきなどのおでん、厚揚げ豆腐、さやいんげんと人参添え

メインは焼き鮭、なすの煮びたし、大根の浅漬け、ほうれん草の胡麻和え、長芋のバターソテー、

ご飯とお味噌汁

食後に旬のいちご

美味しくて本当に感動しました。宿の奥様の愛情こもった料理、美味しくいただきました。友人たちもこの家庭の味を喜んでくれて嬉しいな。彼らのコンフォートフードではないだろうに、日本食を満喫してくれ何よりです。

お腹も、心も満たされて幸せです。

カエルさんが外で合唱しています。

3日目もぐっすり就寝。

つづく Camino de Kumano 3


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