Lost in Translation
『ロスト・イン・トランスレーション』(Lost in Translation)は、2003年のアメリカ合衆国・日本のロマンティック・コメディ映画。監督・脚本はソフィア・コッポラ、出演はビル・マーレイとスカーレット・ヨハンソンなど。 東京を舞台に、倦怠期のハリウッド・スターと、孤独な若いアメリカ人妻の淡い出会いと別れを描く。。2004年のアカデミー賞では、主要4部門(作品賞、監督賞、主演男優賞、オリジナル脚本賞)にノミネートされ、脚本賞を受賞。
Wikipedia から抜粋
今わたしは旅の最中で、Montenegroのちいさなビーチタウンに滞在中。旅も半年ほどたち、スローダウンと旅だけではなく、自分がやりたかったことの具現化をしてます。
舞台になったパークハイアット東京で、2024年一時帰国中カフェを利用する機会がありました。おそらく大学生の時観た映画だったがまったく内容など覚えておらず、時間があったときに観てみようと思っていたのです。
パークハイアット東京
感想
えー面白かったです。名作映画、時が経ってもいい作品は色褪せないものなんだな。と感動しました。
大人の私視点から見たのが面白かったのと、英語を話せる、両方の言語を理解できる人視点でみて
題名にもなっているLost in Translation (直訳すると翻訳をする過程で、本来の意味が失われてしまう)という意味があります。
気持やニュアンスがうまく伝わらないこと
そしてこの映画、“あえて”日本語の字幕を出していないそうです。
映画の冒頭でアメリカ人の主人公が日本のクルーとCM撮影をしているシーンがあります。通訳の人が大事なところを全く訳していますせん。ただ監督が俳優さんに演技や演出の支持をするってとっても大切なところですよね?
でもこの映画のタイトル通り、Lost in Translation のまま、ただ撮影は進んでいく。
こういったシーンや夫婦間の電話での会話(これはお互いアメリカ人同士)
日本滞在中の看板を理解できなかったり、意思疎通が成立していないシーン
がたくさん散りばめられていて、とてももどかしい
そんな中、でもその「うまく訳せない」「ちゃんと言葉にできない」という隙間こそが、中年アメリカ人主人公ともう一人の主人公若いアメリカ人女性の関係を特別なものにしています。
はっきりした約束やラブシーンではなく、ふたりだけに分かる沈黙や笑い、ホテルの廊下ですれ違う一瞬の目線。 そうした
“言葉にならないコミュニケーション”
を丁寧にフィルムに収めた、という作品です。そして、東京滞在は終わり、お別れをするという結末なのですが、きっと今の自分の旅に投影しているんでしょうね。
なんか切ないのよ。人生に迷っている登場人物にも共感できるし、こんな世の中でも通じ合える人とは通じ合う、ただそういったご縁を握りしめることなく軽く、さようならという…。
監督ソフィア・コッポラが東京を選んだのもすごくわかる気がして
夜に輝く高層ビルや、雑多な看板が並ぶストリート、英語がなかなか通じない空気―― 東京の景色は、見事に視覚化している。
東京が
“心が少しズレてしまう場所”として描かれます。主人公たちが抱える疎外感と見事に重なり、「自分の世界がかすかにぼやける瞬間」を思い出させてくれる。
すごくよかったです、こうやってブログに書き、皆さんにもお伝えしたいと思ったのです。
「心の奥にある言葉にならない不安や孤独を優しくすくい上げる映画」です。
実際、恋愛映画でありながら恋愛にもなりきらず、友情と言い切れるほど近くもない――そんな“曖昧さ”が
この映画を観るひとりひとりの人生に投影しやすく
すごく共感できる作品でした。
鑑賞から2日たち、心のストンと落ちたところで文章にしてみました。
あー素晴らしい映画をありがとう、人間に生まれてきて幸せと感じる瞬間ですよね。人間ってすごいものたくさん発明しているよ。
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