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Camino de Kumao

Camino de Kumano

熊野古道で会いましょう


熊野古道から帰ってきました。

オーストリア友人(以降カチャと呼びます)と北スペイン旅行をした最終日、レオンという小さな町で、旅の最後の日を宿のCommon Spaceで過ごしていました。
カチャに『あの人絶対日本人だから、あやの話しかけてきて』

と言われ、『あ、はい』

と答え、おじさんに挨拶にいきました。友人の言う様に、おじさんは日本人でした、声が出ない?障害をお持ちで、わたしたちは日本語と英語で話しかけ、おじさんとは筆談でのやりとりをしました。

 

おじさんは熊野古道を終えてから、スペイン巡礼をしているということでした。

 

そこでわたしのオーストリア友人

 

『じゃあ、次会うのは熊野古道にする?』

 

それから2年後、2025年1月にカチャから連絡が来ました。『日本旅行を計画しているんだけど、熊野古道行かない?』

 

『行く♡』

 

桜と、外国の人は知らないであろう、ゴールデンウィークは避けようというお話をして、5月の中旬に日程を決め、そこからは友人に旅の計画をすべてお任せして、、、、、。今にいたるわけです。

 

友人いわく、熊野古道の宿は6か月前から予約が必須ということでした。

 

関西国際空港から、熊野古道の入口へ移動

 

1日目。関西国際空港に降り立ち、朝8時。コーヒーでもゆっくり飲んでから、和歌山に向かおう~とのんびりカフェで朝ごはん、コーヒーを食べ、日本に到着したことを両親に伝える電話をしていました。40分くらいゆっくりし、特急くろしおに乗るためJRの乗り場へ。

大混雑。なんと、強風でJRも私鉄も一時電車の運転を停止しているということ。

 

30分は待ったでしょうか、、、、。無事にSuicaにお金をチャージしてその混雑する、改札口前で待ち続けたけれど、これは意味ないなということで、急遽バスで和歌山駅、までとにかく向かうことにしました。和歌山から今日の目的地の紀伊田辺へどう向かうかは、このときはまだ考えておらず。

 

バスチケットを買いに券売機を使っていると、新札はじかれる。めんどくさいと思いつつも、わたしは旧札を持っているので無事切符を買い、次のバス発車まで50分はあったけど、、、混雑した駅に戻ってもしょうがないので、ここで待つことにしました。バス停は大阪・USJ方面行きと一緒だったので、ずっと混雑していました。大きな荷物を貨物に積むおじさんたち、片言の英語とカードでどこ着か乗客たちを誘導させています。

 

このカオスの中、わたしは日本に帰ってきて幸せ~と心の中でつぶやいていました。せっせと働くおじさんと整列して並んでいるという、わたしにとってはこうあるべきバス停の光景だったので、嬉しかったのです。

 

というのも、東南アジアはバスの入口に順番関係なく殺到して、荷物も自分でぶち込みます。

 

時間に出発しないことなんてしょっちゅうだしね。

 

と言っている間に、無事に和歌山行のバス到着、発車。バスの中からみても、台風の様な風が吹いているのが見れました。

 

和歌山駅に到着したら、JRのすべての電車が動き出していたので、そこからは特急くろしおに乗り、紀伊田辺へ。

 

時間にすると午後4時。朝ごはん後タイミングを逃し、食事がとれていなかったので、宿へ向かう前に、喫茶店へ入って、トースト・アイスクリームとホットコーヒーを頼みました。

 

西の方にいまでもたくさん存在するこの喫茶店の感じ大好き。昭和がそのまま残されています。(これは旅の後半にお坊さんの説法を聞いて知ったのですが、昭和の暦でいうと昭和100年だそうです)

お腹を満足させて、今日の宿に向かいました。

宿にはすでに友人が到着していました。友人の友人ですね。わたしは今回初めて会うファビというオーストリア人の男の子です。

 

今回私の友人カチャ、カチャ親友のフロー、そしてこの男の子ファビは熊野古道は一緒に行動するが、それ以外は別行動をするという予定を立てていたのです。仲良しだけれども、ひとりひとり目的の違う日本滞在の様でした。

 

ファビと自己紹介をし、夜ごはんみんなでどこに行こうなんて話しているとあっという間に6時半。カチャとフローを迎えに駅に向かいました。

 

カチャとは2年半ぶりの再会。フローと最後に会ったのはコロナ前の2019年なので、もう5年も経っている。

 

みんなで地元の寿司屋で食事をし、久々の再会でお互いの話をしたり、日本についてさっそく質問がたくさんあるようでそれに答えていました。

 

宿に帰り、4人でお布団に寝ました。

 

1日目ぐっすり。

 

つづくCamino de Kumano 2


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